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MCIWndCreate

Declare Function Api_MCIWndCreate& Lib "msvfw32" Alias "MCIWndCreate" (ByVal hwndParent&, ByVal hInstance&, ByVal dwStyle&, ByVal szFile$)

Declare Function MCIWndCreate Lib "msvfw32" Alias "MCIWndCreate" (ByVal hwndParent As Long, ByVal hInstance As Long, ByVal dwStyle As Long, ByVal szFile As String) As Long

MCIWnd ウィンドウクラスを登録して、MCI サービスを使うために MCIWnd ウィンドウを作成する。また、MCI デバイスまたはファイル(AVI ファイルなど)を開き、それを MCIWnd ウィンドウと関連付ける。

パラメータ
hwndParent
    親ウィンドウのハンドルを指定する。
hInstance
    MCIWnd ウィンドウと関連付けるモジュールインスタンスのハンドルを指定する。
dwStyle
    ウィンドウスタイルを定義するフラグを指定する。CreateWindowEx 関数が使うウィンドウスタイルを指定するほかに、MCIWnd ウィンドウで使

    う次のようなスタイルを指定することができる。
    MCIWNDF_NOAUTOSIZEWINDOW
        イメージサイズが変わっても、MCIWnd ウィンドウの大きさは変わらない。
    MCIWNDF_NOAUTOSIZEMOVIE
        MCIWnd ウィンドウのサイズが変わっても、目的の長方形の大きさは変わらない。
    MCIWNDF_NOERRORDLG

        ユーザーに対して、MCI エラーを表示しない。
    MCIWNDF_NOMENU
        ツールバーに表示されている[メニュー]ボタンを非表示にして、ユーザーがポップアップメニューにアクセスできないようにする
    MCIWNDF_NOOPEN
        [MCIWnd]メニューの[開く]および[閉じる]コマンドを非表示にして、ユーザーがこれらのポップアップメニューの選択肢にアクセス

        できないようにする。
    MCIWNDF_NOPLAYBAR
        ツールバーを非表示にし、ユーザーがアクセスできないようにする。
    MCIWNDF_NOTIFYANSI
        MCIWnd は、親ウィンドウにデバイスモードの変更を通知するときに、Unicode 文字列ではなく ANSI 文字列を使う。このフラグは

        MCIWNDF_NOTIFYMODE と組み合わせて使う。また、このフラグは Windows NT でのみ使われる。
    MCIWNDF_NOTIFYMODE
        MCIWnd は、デバイスで操作モードが変更されるたびに、親ウィンドウに MCIWNDM_NOTIFYMODE メッセージで通知する。このメッ

        セージの lParam パラメータは、MCI_MODE_STOP などの新しいモードを識別する。
    MCIWNDF_NOTIFYPOS
        MCIWnd は、コンテンツ内の再生または録音位置が変更されるたびに、親ウィンドウに MCIWNDM_NOTIFYPOS メッセージで通知す

        る。このメッセージの lParam パラメータには、コンテンツの新しい位置が入る。
    MCIWNDF_NOTIFYMEDIA
        MCIWnd は、新しいデバイスが使われるか、データファイルが開閉されるたびに、親ウィンドウに MCIWNDM_NOTIFYMEDIA メッセー

        ジで通知する。このメッセージの lParam パラメータには、新しいファイル名へのポインタが入る。
    MCIWNDF_NOTIFYSIZE
        MCIWnd は、MCIWnd ウィンドウサイズの変更時に親ウィンドウに通知する。
    MCIWNDF_NOTIFYERROR
        MCIWnd は、MCIWnd エラーの発生時に親ウィンドウに通知する。
    MCIWNDF_NOTIFYALL
        MCIWNDF ウィンドウのすべての通知スタイルが使われる
    MCIWNDF_RECORD
        MCI デバイスに録音機能がある場合、ツールバーに[録音]ボタンを追加して、そのメニューに[新規ファイル]コマンドを追加する。
    MCIWNDF_SHOWALL
        すべての MCIWNDF_SHOW スタイルが使われる。
    MCIWNDF_SHOWMODE
        ウィンドウタイトルバーに MCI デバイスの現在のモードを表示する。
    MCIWNDF_SHOWNAME
        MCIWnd ウィンドウタイトルバーに、オープンしている MCI デバイスまたはデータファイルの名前を表示する。
    MCIWNDF_SHOWPOS
        ウィンドウタイトルバーに、MCI デバイスのコンテンツ内の現在位置を表示する。
szFile
    オープンする MCI デバイスまたはデータファイルの名前を示す、NULL で終わる文字列を指定する。

戻り値
    関数が成功すると、MCI ウィンドウのハンドルが返る。関数が失敗すると、0 が返る。

解説
    子ウィンドウの既定のウィンドウスタイルは WS_CHILD、WS_BORDER および WS_VISIBLE である。MCIWndCreate 関数は、指定さ

    れた親ウィンドウのハンドルが NULL でない場合、子ウィンドウであると仮定する。
    親ウィンドウの既定のウィンドウスタイルは WS_OVERLAPPEDWINDOW および WS_VISIBLE である。MCIWndCreate 関数は、指定

    された親ウィンドウのハンドルが NULL の場合、親ウィンドウであると仮定する。
    MCIWnd マクロで使うウィンドウハンドルには、この関数が返すウィンドウハンドルを使う。アプリケーションでこの関数を使う場合、

    MCIWndRegisterClass 関数を使う必要はない。