パラメータ
hdc
デバイスコンテキストのハンドルを指定する。
qrc
長方形の論理座標を保持する 1 個の RECT 構造体へのポインタを指定する。
関数から制御が返ると、元の座標が格納されたままである。
edge
辺の内側と外側の描画方法を指定する。
内側の境界フラグから 1 つを、外側の境界フラグからもう 1 つを選び、組み合わせて指定する。
辺の内側の境界を指定するフラグは次のとおり。
値
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意味
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BDR_RAISEDINNER |
辺の内側を隆起させる。 |
BDR_SUNKENINNER |
辺の内側を陥没させる。 |
辺の外側の境界を指定するフラグは次のとおり。
値
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意味
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BDR_RAISEDOUTER |
辺の外側を隆起させる。 |
BDR_SUNKENOUTER |
辺の外側を陥没させる。 |
代わりに、edge パラメータに次のフラグのいずれかを指定することもできる。
値
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意味
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EDGE_BUMP |
BDR_RAISEDOUTER と
BDR_SUNKENINNER の組み合わせ。 |
EDGE_ETCHED |
BDR_SUNKENOUTER と
BDR_RAISEDINNER の組み合わせ。 |
EDGE_RAISED |
BDR_RAISEDOUTER と
BDR_RAISEDINNER の組み合わせ。 |
EDGE_SUNKEN |
BDR_SUNKENOUTER と
BDR_SUNKENINNER の組み合わせ。 |
grfFlags
境界の種類を指定する。次の値の任意の組み合わせを指定する。
値
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意味
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BF_ADJUST |
このフラグをセットすると、qrc パラメータが指す長方形を縮小し、既に描かれていた辺を除外す |
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る。このフラグをセットしない場合、qrc パラメータが指す長方形に変更を加えない。 |
BF_BOTTOM |
下辺を描画する。 |
BF_BOTTOMLEFT |
下辺と左辺を描画。
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BF_BOTTOMRIGHT |
下辺と右辺を描画。
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BF_DIAGONAL |
対角線を描画。 |
BF_DIAGONAL_ENDBOTTOMLEFT |
右上隅から左下隅への対角線を描画。 |
BF_DIAGONAL_ENDBOTTOMRIGHT |
左上隅から右下隅への対角線を描画。 |
BF_DIAGONAL_ENDTOPLEFT |
右下隅から左上隅への対角線を描画。 |
BF_DIAGONAL_ENDTOPRIGHT |
左下隅から右上隅への対角線を描画。 |
BF_FLAT |
(凸凹の表現のない)平らな辺を描画。 |
BF_LEFT |
左辺を描画。 |
BF_MIDDLE |
長方形の内側を塗りつぶす。 |
BF_MONO |
立体効果を持たない境界を描画。 |
BF_RECT |
上下左右の辺を描画。 |
BF_RIGHT |
右辺を描画。 |
BF_SOFT |
ソフトなデザインのボタンを描画。 |
BF_TOP |
上辺を描画。 |
BF_TOPLEFT |
上辺と左辺を描画。 |
BF_TOPRIGHT |
上辺と右辺を描画。 |
戻り値
関数が成功すると、0 以外の値が返る。
関数が失敗すると、0 が返る。
Windows NT/2000:拡張エラー情報を取得するには、GetLastError 関数を使う。
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