API 関数解説

BitBlt

Declare Function Api_BitBlt& Lib "gdi32" Alias "BitBlt" (ByVal hDestDC&, ByVal X&, ByVal Y&, ByVal nWidth&, ByVal nHeight&, ByVal hSrcDC&, ByVal xSrc&, ByVal ySrc&, ByVal dwRop&)

Declare Function BitBlt Lib "gdi32" Alias "BitBlt" (ByVal hDestDC As Long, ByVal x As Long, ByVal y As Long, ByVal nWidth As Long, ByVal nHeight As Long, ByVal hSrcDC As Long, ByVal xSrc As Long, ByVal ySrc As Long, ByVal dwRop As Long) As Long

ビットブロック転送を行う。コピー元からコピー先のデバイスコンテキストへ、指定された長方形内の各ピクセルの色データをコピーする。

パラメータ
hdcDest
    コピー先のデバイスコンテキストのハンドルを指定する。
nXDest
    コピー先長方形の左上隅の x 座標を論理単位で指定する。
nYDest
    コピー先長方形の左上隅の y 座標を論理単位で指定する。
nWidth
    コピー先長方形の幅を論理単位で指定する。コピー元長方形のビットマップの幅。
nHeight
    コピー先長方形の高さを論理単位で指定する。コピー元長方形のビットマップの高さ。
hdcSrc
    コピー元のデバイスコンテキストのハンドルを指定する。
nXSrc
    コピー元長方形の左上隅の x 座標を論理単位で指定する。
nYSrc
    コピー元長方形の左上隅の y 座標を論理単位で指定する。
dwRop
    ラスタオペレーションコードを指定する。ラスタオペレーションコードは、最終的な色を決定するために、コピー元およびコピー先の色データを組

み合わせる方法を定義する。

よく使われるラスタオペレーションコード

値	説明
BLACKNESS	物理パレットのインデックス 0 に対応する色（既定の物理パレットでは黒）で、コピー先の長方形を塗りつぶす。
CAPTUREBLT	Windows 98 と Windows 2000：アプリケーションのウィンドウより上位にレイヤー化されているすべてのウィンドウ
	を、最終的なイメージに含める。既定では、アプリケーションのウィンドウだけがイメージに含まれる。
DSTINVERT	コピー先長方形の色を反転する。
MERGECOPY	論理 AND 演算子を使って、コピー元の色とコピー先の色を組み合わせる。
MERGEPAINT	論理 OR 演算子を使って、コピー元の色を反転した色と、コピー先の色を組み合わせる。
NOMIRRORBITMAP	Windows 98 と Windows 2000：ビットマップのミラーリング(ミラーイメージを作成すること)を防止する。
NOTSRCCOPY	コピー元の色を反転して、コピー先へコピーする。
NOTSRCERASE	論理 OR 演算子を使って、コピー元の色とコピー先の色を組み合わせ、さらに反転する。
PATCOPY	指定したパターンをコピー先へコピーする。
PATINVERT	論理 XOR 演算子を使って、指定したパターンの色と、コピー先の色を組み合わせる。
PATPAINT	論理 OR 演算子を使って、指定したパターンの色と、コピー元の色を反転した色を組み合わせる。
	さらに論理 OR 演算子を使って、その結果と、コピー先の色を組み合わせる。
SRCAND	論理 AND 演算子を使って、コピー元の色とコピー先の色を組み合わせる。
SRCCOPY	コピー元長方形をコピー先長方形へそのままコピーする。
SRCERASE	論理 AND 演算子を使って、コピー先の色を反転した色と、コピー元の色を組み合わせる。
SRCINVERT	論理 XOR 演算子を使って、コピー元の色とコピー先の色を組み合わせる。
SRCPAINT	論理 OR 演算子を使って、コピー元の色とコピー先の色を組み合わせる。
WHITENESS	物理パレットのインデックス 1 に対応する色（既定の物理パレットでは白）で、コピー先の長方形を塗りつぶす。

戻り値
    関数が成功すると、0 以外の値が返る。
    関数が失敗すると、0 が返る。
    Windows NT/2000：拡張エラー情報を取得するには、GetLastError 関数を使う。