SetSystemPaletteUse

Declare Function Api_SetSystemPaletteUse& Lib "gdi32" Alias "SetSystemPaletteUse" (ByVal hDC&, ByVal wUsage&)

Declare Function SetSystemPaletteUse Lib "gdi32" Alias "SetSystemPaletteUse" (ByVal hdc As Long, ByVal wUsage As Long) As Long

システムパレットが保持している静的な色の数を、2 個または 20 個に設定する。既定のシステムパレットは、20 個の静的な色を保持している。アプリケーションが論理パレットを実体化した場合でも、静的な色を変更することはできない。

パラメータ

hdc
    デバイスコンテキストのハンドルを指定する。このデバイスコンテキストは、カラーパレットをサポートするデバイスを参照していなければならな

    い。
uUsage
    システムパレットの新しい使い方を指定する。次の値のいずれかを指定する。

戻り値
    関数が成功すると、以前の静的な色の状態(SYSPAL_NOSTATIC、SYSPAL_NOSTATIC256、SYSPAL_STATIC のいずれか)が返

    る。関数が失敗すると、SYSPAL_ERROR が返る。
    Windows NT/2000：拡張エラー情報を取得するには、 関数を使う。

解説
    デバイスがパレット操作をサポートしているかどうかを調べるには、 GetDeviceCaps 関数で値 RASTERCAPS を指定する。
    値 SYSPAL_NOSTATIC が設定されている状態で、アプリケーションのウィンドウがフォアグラウンドになった場合、アプリケーションは 関数

    を呼び出して、システムカラーの現在の設定を保存しなければならない。また、 も呼び出して、黒と白だけを使う適切な値を設定しなけれ

    ばならない。アプリケーションがバックグラウンドへ戻るか、終了する際に、元のシステムカラーを復元しなければならない。
    戻り値として SYSPAL_ERROR が返った場合、指定されたデバイスコンテキストが無効であるか、カラーパレットをサポートしていないことを

    示す。
    ウィンドウが最大化されていて、入力フォーカスを備えている場合にのみ、アプリケーションは SetSystemPaletteUse 関数を呼び出すべきで

    ある。
    アプリケーションが uUsage を SYSPAL_NOSTATIC に指定して SetSystemPaletteUse を呼び出した場合、システムは純色の白と黒を表

    現するために、引き続き 2 個のエントリを静的な色として確保する。
    uUsage に SYSPAL_NOSTATIC を指定してこの関数を呼び出した後で、アプリケーションは次の手順に従わなければならない。
        1.論理パレットを実体化する。
        2.GetSysColor 関数を呼び出して、システムカラーの現在の設定を保存する。
        3.SetSysColors 関数を呼び出して、黒と白を使う適切な値をシステムカラーに設定する。たとえば、隣り合う項目や重なり合う項目(ウィ

           ンドウの枠と境界線など)は、それぞれ黒と白に設定する。
        4.他のトップレベルウィンドウへ WM_SYSCOLORCHANGE メッセージを送信し、新しいシステムカラーを使ってそれらのウィンドウを再描

           画させる。
    アプリケーションのウィンドウが入力フォーカスを失うときや、ウィンドウが閉じる際に、アプリケーションは次の手順に従わなければならない。
        1.uUsage パラメータに SYSPAL_STATIC を指定して、SetSystemPaletteUse 関数を呼び出す。
        2.論理パレットを実体化する。
        3.システムカラーを以前の値へ復元する。
        4.WM_SYSCOLORCHANGE メッセージを送信する。