LoadCursorFromFile

Declare Function Api_LoadCursorFromFile& Lib "user32" Alias "LoadCursorFromFileA" (ByVal lpFileName$)

Declare Function LoadCursorFromFile Lib "user32" Alias "LoadCursorFromFileA" (ByVal lpFileName As String) As Long

ファイル内に記録されているデータに基づいて、マウスカーソル（ マウスポインタ）を作成する。ファイル名かシステムカーソルの識別子を使って、ファイルを指定する。この関数は、新しく作成されたマウスカーソルのハンドルを返す。マウスカーソルのデータを保持しているファイルは、カーソル（.CUR）形式またはアニメーションカーソル（.ANI）形式である。

パラメータ
lpFileName
    ［入力］マウスカーソルを作成するために使われるデータを持つファイル名を指定する。

    このファイル内のデータは、.CUR または .ANI 形式でなければならない。
    lpszFileName の上位ワード（high-order word）が 0 ではない場合、この上位ワードは、カーソルデータを保持するファイルの完全修飾名

    を表す文字列へのポインタである。
    lpszFileName の上位ワードが 0 の場合、下位ワード（low-order word）はシステムカーソルの識別子である。

    この場合、この関数は、ファイルに関連付けられた WIN.INI ファイルの [cursors] セクション内で、システムカーソルの名前を検索する。

戻り値
    関数が成功すると、新しいマウスカーソルのハンドルが返る。
    関数が失敗すると、NULL が返る。拡張エラー情報を取得するには、GetLastError 関数を使う。

    GetLastError 関数は、次の値を返す。

値	意味
ERROR_FILE_NOT_FOUND	指定されたファイルが見つからない。

解説
    次のリストは、システムカーソル名とそれに対応する識別子を示す。

カーソル名	カーソルの識別子
"AppStarting"	OCR_APPSTARTING
"Arrow"	OCR_NORMAL
"Crosshair"	OCR_CROSS
"Hand"	Windows 2000：OCR_HAND
"Help"	OCR_HELP
"IBeam"	OCR_IBEAM
"Icon"	OCR_ICON
"No"	OCR_NO
"Size"	OCR_SIZE
"SizeAll"	OCR_SIZEALL
"SizeNESW"	OCR_SIZENESW
"SizeNS"	OCR_SIZENS
"SizeNWSE"	OCR_SIZENWSE
"SizeWE"	OCR_SIZEWE
"UpArrow"	OCR_UP
"Wait"	OCR_WAIT