<Return[G]><Top>

GetBrushOrgEx

Declare Function Api_GetBrushOrgEx& Lib "gdi32" Alias "GetBrushOrgEx" (ByVal hDC&, lpPoint As POINTAPI)

Declare Function GetBrushOrgEx Lib "gdi32" Alias "GetBrushOrgEx" (ByVal hDC As Long, lpPoint As POINTAPI) As Long

指定されたデバイスコンテキストでに対する、現在のブラシの原点を取得する。この関数は、GetBrushOrg 関数に取って代わる。

パラメータ
hdc
    デバイスコンテキストのハンドルを指定する。
lppt
    1 個の POINT 構造体へのポインタを指定する。

    関数から制御が返ると、この構造体に、デバイス座標で表されたブラシの原点が格納される。


戻り値
    関数が成功すると、0 以外の値が返る。
    関数が失敗すると、0 が返る。
    Windows NT/2000:拡張エラー情報を取得するには、GetLastError 関数を使う。

解説
    ブラシとは、システムが図形の内部を描画する際に使うビットマップのことである。
    ブラシの原点とは、0〜7 の範囲の値を取る座標のことで、ブラシビットマップ内の 1 個のピクセルを指定する。

    (これは、8×8 ピクセルのビットマップに対応するサイズである。)既定ではブラシの原点の座標は、(0, 0) である。水平軸では、値 0 は

    ブラシビットマップのピクセルのうち左端の列、値 7 はブラシビットマップのピクセルのうち右端の列を意味する。

    垂直軸では、値 0 はブラシビットマップのピクセルのうち上端の行、値 7 はブラシビットマップのピクセルのうち下端の行を意味する。

    システムは、任意の描画作業を開始する際に開始位置にブラシを位置付け、ウィンドウのクライアント領域のうち、ブラシの原点によって

    指定された特定の場所に、ブラシの原点を関連付けます。たとえば、原点が (2, 3) に設定されている場合、ウィンドウのクライアント領域

    の特定の場所 (2, 3) が、そのブラシの原点、つまり (0, 0) に関連付けられる。
    アプリケーションがブラシを使って、親ウィンドウと子ウィンドウの両方の背景をカラーマッチング済みの特定の色に塗りつぶす場合、

    親ウィンドウの描画を終えた後、子ウィンドウの描画を開始する前にブラシの原点を設定する必要が生じることがある。
    Windows NT/2000:システムは、ウィンドウ管理対象になっているすべてのデバイスコンテキストで原点を自動的に追跡し、必要に応じて

    各デバイスコンテキストのブラシを調整して、各サーフェスのパターンを整列させる。
    Windows 95/98:ブラシの原点の自動追跡機能はサポートされていない。アプリケーションはブラシを使う前に、UnrealizeObject、

    SetBrushOrgEx、SelectObject の各関数を使って、ブラシの位置を整列させなければならない。