イベントと概要 <Top> |
■CHANGEイベント
概要 CHANGEイベントは、コントロールの内容がユーザによって変更されたときに発生します。
エディットコントロールの文字列がユーザによって変更されたとき
コンボボックスの文字列がユーザによって変更されたとき
スクロールバーのスクロールボックスがユーザによって動かされたとき
リストボックスの選択がユーザによって変更されたとき
形式 sub CONTROL_CHANGE()
種類 エディットコントロール・コンボボックス・スクロールバー・リストボックス
引数 なし
■CLICKイベント
概要 CLICKイベントは、コントロールがクリックされたときに発生します。
形式 sub CONTROL_CLICK()
種類 コンボボックス・テキスト・ピクチャボックス・フォーム・リストボックス・OLEクライアント
引数 なし
■DBLCLICKイベント
概要 DBLCLICKイベントは、コントロールがダブルクリックされたときに発生します。
形式 sub CONTROL_DBLCLICK()
種類 コンボボックス・テキスト・ピクチャボックス・フォーム・リストボックス・OLEクライアント
引数 なし
■DONEイベント
概要 DONEイベントは、MCIの通知イベントが発生したときに発生します。
形式 sub CONTROL_DONE(byval STATUS&)
種類 MCI
引数 STATUS& : MCIの通知イベントの内容を示します。
1 - コマンドの実行が正常終了した
2 - 他のコマンドの実行が正常終了した
4 - ユーザの指示によってコマンドの実行を中断した
8 - コマンドの実行中にエラーが発生した
備考 MCIコマンドの終了したタイミングを取得したいときに使用すると便利です。
■DROPFILESイベント
概要 DROPFILESイベントは、コントロールにファイルがドロップされたときに発生し、
ドロップされたファイルのファイル名を取得することができます。
形式 sub CONTROL_DROPFILES(byval FILENAME&)
種類 エディットコントロール・コンボボックス・テキスト・ピクチャボックス・フォーム・リストボックス
引数 FILENAME& : ファイル名を取得するための情報番号を示します。
備考 情報番号をGETDROPFILECOUNT関数、GETDROPFILENAME$関数に渡すことにより、
ドロップされたファイルの個数とファイル名を取得することができます。
情報番号は、DROPFILESイベントプロシージャ内でのみ有効です。
■ENDイベント
概要 ENDイベントは、フォームがクローズされる直前に発生します。
形式 sub CONTROL_END()
種類 フォーム
引数 なし
備考 フォームに関連したデータを破棄したい場合に使用すると便利です。
ENDイベントは、WAITEVENT命令を使用していない場合でも強制的に呼び出されます。
■INITMENUイベント
概要 INITMENUイベントは、ポップアップメニューが表示される直前に発生します。
形式 sub CONTROL_INITMENU()
種類 メニュー項目(ポップアップメニュー)
引数 なし
備考 ポップアップメニューの使用禁止などの状態を設定したい場合に使用すると便利です。
INITMENUイベントは、WAITEVENT命令を使用していなくても強制的に呼び出されます。
■KILLFOCUSイベント
概要 KILLFOCUSイベントは、コントロールがキー入力フォーカスを失ったときに発生します。
形式 sub CONTROL_KILLFOCUS()
種類 エディットコントロール・コンボボックス・フォーム・リストボックス
引数 なし
■MOUSEDOWNイベント
概要 MOUSEDOWNイベントは、コントロール上でマウスボタンが放された状態から押された状態に変化したときに発生します。
形式 sub CONTROL_MOUSEDOWN(byval BUTTON%, byval SHIFT%, byval SX!, byval SY!)
種類 ピクチャボックス・フォーム・OLEクライアント
引数 BUTTON% : 次の値の和で、マウスボタンの状態を示します。
0 - マウスボタンが押されていない
1 - マウス左ボタンが押されている
2 - マウス右ボタンが押されている
4 - マウス中央ボタン(マウスホイール)が押されているSHIFT%
次の値の和で、キーのシフト状態を示します。
0 - SHIFTキーもCTRLキーも押されていない 1
- SHIFTキーが押されている
2 - CTRLキーが押されているSX! , SY!
: マウスポインタの座標を示します。
■MOUSEMOVEイベント
概要 MOUSEMOVEイベントは、コントロール上でマウスカーソルが移動したときに発生します。
形式 sub CONTROL_MOUSEMOVE(byval BUTTON%, byval SHIFT%, byval SX!, byval SY!)
種類 ピクチャボックス・フォーム・OLEクライアント
引数 BUTTON% : 次の値の和で、マウスボタンの状態を示します。
0 - マウスボタンが押されていない 1
- マウス左ボタンが押されている
2 - マウス右ボタンが押されている 4
- マウス中央ボタン(マウスホイール)が押されているSHIFT%
次の値の和で、キーのシフト状態を示します。
0 - SHIFTキーもCTRLキーも押されていない
1 - SHIFTキーが押されている
2 - CTRLキーが押されているSX! , SY!
: マウスポインタの座標を示します。
■MOUSEUPイベント
概要 MOUSEUPイベントは、コントロール上でマウスボタンが押された状態から放された状態に変化したときに発生します。
形式 sub CONTROL_MOUSEUP(byval BUTTON%, byval SHIFT%, byval SX!, byval SY!)
種類 ピクチャボックス・フォーム・OLEクライアント
引数 BUTTON% : 次の値の和で、マウスボタンの状態を示します。
0 - マウスボタンが押されていない
1 - マウス左ボタンが押されている
2 - マウス右ボタンが押されている
4 - マウス中央ボタン(マウスホイール)が押されているSHIFT%
次の値の和で、キーのシフト状態を示します。
0 - SHIFTキーもCTRLキーも押されていない
1 - SHIFTキーが押されている
2 - CTRLキーが押されているSX! , SY!
: マウスポインタの座標を示します。
■MOUSEWHEELイベント
概要 MOUSEWHEELイベントは、コントロール上でマウスボタンが押された状態から放された状態に変化したときに発生します。
形式 sub CONTROL_MOUSEWHEEL(byval BUTTON%, byval SHIFT%, byval SX!, byval SY!,
byval ROTATE&)
種類 ピクチャボックス・フォーム・OLEクライアント
引数 BUTTON% : 次の値の和で、マウスボタンの状態を示します。
0 - マウスボタンが押されていない
1 - マウス左ボタンが押されている
2 - マウス右ボタンが押されている
4 - マウス中央ボタン(マウスホイール)が押されているSHIFT%
次の値の和で、キーのシフト状態を示します。
0 - SHIFTキーもCTRLキーも押されていない
1 - SHIFTキーが押されている
2 - CTRLキーが押されているSX! , SY!
: マウスポインタの座標を示します。ROTATE& : マウスホイールの回転量を示します。
■NOTIFYICONイベント
概要 NOTIFYICONイベントは、タスクトレイアイコン上でマウスが操作されたときに発生します。
形式 sub CONTROL_NOTIFYICON(byval OPERATION%)
種類 フォーム
引数 OPERATION% : マウスボタンの状態を示します。
1 - タスクトレイアイコン上でマウスポインタが移動された
2 - タスクトレイアイコン上でマウス左ボタンが押された
3 - タスクトレイアイコン上でマウス左ボタンが放された
4 - タスクトレイアイコン上でマウス右ボタンが押された
5 - タスクトレイアイコン上でマウス右ボタンが放された
6 - タスクトレイアイコン上でマウス中央ボタン(マウスホイール)が押された
7 - タスクトレイアイコン上でマウス中央ボタン(マウスホイール)が放された
8 - タスクトレイアイコン上でマウス左ボタンがダブルクリックされた
9 - タスクトレイアイコン上でマウス右ボタンがダブルクリックされた
10- タスクトレイアイコン上でマウス中央ボタン(マウスホイール)がダブルクリックされた
■ONイベント
概要 ONイベントは、コントロールがユーザによって操作されたときに発生します。
ボタンがユーザによって押されたとき・コマンドメニューがユーザによって選択されたとき
形式 sub CONTROL_ON()
種類 コマンドボタン・チェックボックス・ビットマップボタン・メニュー項目(コマンドメニュー)・ラジオボタン
引数 なし
■QUERYCLOSEイベント
概要 QUERYCLOSEイベントは、ユーザによってフォームのクローズが要求されたとき、フォームがクローズされる直前に発生します。
形式 sub CONTROL_QUERYCLOSE(CANCEL%, byval MODE%)
種類 フォーム
引数 CANCEL% : フォームのクローズを継続してよいかどうかを指定します。
0 - QUERYCLOSEイベント終了後にフォームをクローズします
0以外 - フォームをクローズしません(キャンセル)MODE%
クローズの原因を示します。
0 - ユーザによってフォームのクローズが指示された
2 - Windowsを終了するためにシステムによりフォームのクローズが指示された
備考 フォームのクローズを確認するメッセージを表示したい場合、フォームのクローズを禁止したい場合に使用すると便利です。
クローズをキャンセルした場合には、フォームはクローズされずENDイベントも発生しません。QUERYCLOSEイベントは、
WAITEVENT命令を使用していなくても強制的に呼び出されます。
使用例
declare sub MAINFORM_QUERYCLOSE
edecl(CANCEL%,byval MODE%)
sub MAINFORM_QUERYCLOSE(CANCEL%,byval MODE%)
CANCEL% = MESSAGEBOX("Program", "終了してもいいですか",
1, 1)
end sub
■RESIZEイベント
概要 RESIZEイベントは、ユーザによってフォームのサイズが変更されたときに発生します。
形式 sub CONTROL_RESIZE()
種類 フォーム
引数 なし
■SETFOCUSイベント
概要 SETFOCUSイベントは、コントロールがキー入力フォーカスを得たときに発生します。
形式 sub CONTROL_SETFOCUS()
種類 エディットコントロール・コンボボックス・フォーム・リストボックス
引数 なし
■STARTイベント
概要 STARTイベントは、フォームが作成されたときに発生します。
形式 sub CONTROL_START()
種類 フォーム
引数 なし
■TIMERイベント
概要 TIMERイベントは、タイマーコントロールに設定した条件が成立したときに発生します。
形式 sub CONTROL_TIMER()
種類 タイマー
引数 なし
■UPDATEDイベント
概要 UPDATEDイベントは、OLEクライアントコントロールでOLEアイテムが更新されたときに発生します。
形式 sub CONTROL_UPDATED(byval STATUS%)
種類 OLEクライアント
引数 STATUS% : 更新の原因を示します。 0 - アイテムが変更された 1
- アイテムが保存された 2 - アイテムがクローズされた
備考 OLEサーバーによっては更新が通知されない場合があります。
Edit | Group | Button | Combo | Scroll | Timer | Check | Text | Picture | Bitmap | Form | Menu | Radio | List | MCI | Ole | |
Change | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
Click | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
DblClick | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
Done | ○ | |||||||||||||||
DropFiles | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
End | ○ | |||||||||||||||
InitMenu | ○ | |||||||||||||||
KillFocus | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
MouseDown | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
MouseMove | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
MouseUp | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
MouseWheel | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
NotifyIcon | ○ | |||||||||||||||
On | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
QueryClose | ○ | |||||||||||||||
ReSize | ○ | |||||||||||||||
SetFocus | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
Start | ○ | |||||||||||||||
Timer | ○ | |||||||||||||||
UpDate | ○ |
・富士通株式会社F-BASIC V6.3 リファレンスマニュアルより